【理科】エアコンから冷たい空気が出るしくみについて調べる
夏に欠かせないエアコンは、どんな仕組みで動いているか知っていますか?
魔法?
ちがうよ!ちょっと難しいけど、分かれば自慢できるよ
自主学習ノートの書き方(例)
エアコンとは
エアコンとは、部屋の中の温度や湿度などを調整する機械です。冷たい空気を出すこともできるし、温かい空気を出すこともできます。
正式な名前は、 「エア・コンディショナー」で、エアコンはこの略称となります。
エアコンの歴史を調べると、1950年頃から普及をしはじめたようです。
売り出してしばらくの間は、高級な家電でした。そのため、エアコンが入っている家というのは、金持ちの家というのが、昔の人のイメージです。
そんなエアコンですが、最近の進化はめざましく、人がいる位置を検出したり、暑い場所に冷たい空気を狙って流したり、リモコンだけではなくスマートフォンで外出先から帰る前に電源をONできたり、多くの便利な機能が追加されています。
また、使用したエアコンの電気料金をスマートフォンで表示できる機能があるものもあります。
空気を冷やす仕組み
気体を膨張させたり、圧縮させたりすると以下のような現象が起きる。
①ピストンの中に気体を入れ、強制的に膨張させるとその気体の温度は下がる。
②ピストンの中に気体を入れ、強制的に圧縮するとその気体の温度は上がる。
実際のエアコンでは、 気体の圧縮や膨張を強い力で継続して行う必要があるため、圧縮機や膨張弁といわれる機械を使います。
また使用する気体は、効率よく熱を上げ下げするために、冷媒というガスを使います。
構造
エアコンは、室内機と室外機が2本のパイプでつながっています。 1本は冷たい冷媒を家の中に送り、もう1本は、家の中で温まった空気を冷媒に乗せて外に排出します。
冷たい冷媒を作る方法は、一度冷媒を圧縮させて、それを急激に膨張させることにより作られます。
2本のパイプ以外には、電気を送る電線やエアコンを動かすことにより生じる水を排出するドレイン管というパイプも必要になります。