【社会】「武将」武田信玄について調べてみよう

今回は、山梨県（甲斐かいの国）の有力な武将を紹介します。
強さは、あの織田信長おだのぶながも恐おそれたほどでした。徳川家康とくがわいえやすは、ビビりすぎて、うんちを漏もらしたとの話も残っています。

すごすぎます。まるで鬼おにですね。

う～ん。どちらかというと、虎とらですね。
「甲斐かいの虎」です。

自主学習ノートの書き方(えんぴつで書いた例れい)

自主学習ノートの書き方(例れい)

「武将」武田信玄たけだしんげんについて

武田信玄は、幼少期から非常に優秀ゆうしゅうな人物でした。

家督かとくになってからは、領土りょうどを徐々じょじょに広げ、上杉謙信うえすぎけんしんと何度も戦います。その後、徳川家康とくがわいえやすを破やぶり、織田信長おだのぶながと戦う寸前すんぜんで病やまいに倒たおれてしまいます。病がなければ、天下人てんかびとになっていたともいわれています。

武田信玄の像（甲府駅前）

生まれ

甲斐かい（山梨県）に生まれる。
甲斐の守護大名しゅごだいみょうの武田信虎たけだのぶとらの子

1521年に生まれ、1573年で亡なくなる
（戦国時代から安土桃山時代）

武田家家紋

幼少期の信玄

信玄は小さい頃から文武両道ぶんぶりょうどうでどちらもすばらしい才能だったと言われています。

特に当時、武士の教育に使われていた、「庭訓往来ていきんおうらい」という書物しょもつを数日で読み終え、兵法書へいほうしょの「孫子そんし」「呉子ごし」なども習得しゅうとくしたと言われています。

主な出来事(できごと)

信玄の父、武田信虎のぶとらは非常に厳きびしく、逆らう者は殺すという考えの持ち主でした。また、信玄はとても賢かしこく、そのため父からは嫌きらわれていたそうです。

武田家の将来を心配した信玄は、重臣じゅうしんたちを味方に付け、父を「今川義元いまがわよしもと」のもとに追放ついほうし、武田家を継つぐことに成功します。

領土りょうどを広げていった信玄は、越後えちごの大名で、「越後の龍りゅう」と言われた上杉謙信うえすぎけんしんと川中島かわなかじまで戦うことになります。これは、「川中島の戦い」と言われ、12年間で5回も行われましたが、決着はつきませんでした。

1572年、「三方みかたヶ原はらの戦い」で徳川家康とくがわいえやすと戦い、勝利します。その後、天下を取るため織田信長の攻略こうりゃくをすすめ、信長のいる尾張おわりを目指そうとします。

しかし、信玄はその途中とちゅう、持病じびょうが悪化し、一時いちじ、甲斐かいに戻ろうとしますが、その途中とちゅうで病死してしまいます。53歳でした。

信玄の名言

信玄の名言めいげんといえは、 「人は城、人は石垣いしがき、人は堀ほり」が有名です。

これは、 人が最も大切であるという考えの言葉です。戦国時代の厳きびしい戦いを勝ち抜くためには、人は城や石垣、堀と同じように、とても大切というように信玄は考えていたんですね。

山梨県甲府市の善光寺（武田信玄にゆかりがある）