(小4,5,6年)自主学習や自主勉強のネタとノートの書き方|小学生まなび研究会

【理科】はたらく臓器シリーズ「肝臓かんぞう」について調べる

松左衛門先生
松左衛門まつざえもん
先生

あー。昨日の夜はお酒を飲みすぎてしまいました!

小学生のゆーちゃん
小学生の
ゆーちゃん

先生もそんな日があるですね!

松左衛門先生
松左衛門まつざえもん
先生

でも、肝臓かんぞう毒素どくそ分解ぶんかいしてくれるから大丈夫!

ノートの書き方(例)

自主勉強:「肝臓(かんぞう)」について調べる

肝臓(かんぞう)の働きについて

肝臓は、食べ物から栄養素えいようそを作り出したり、体内に入った毒素どくそ分解ぶんかいしたりする体の中の化学工場かがくこうじょうです。

他にも多くの働きをし、さまざまな物質ぶっしつ化学的かがくてきに作り変えて体内で有用ゆうようはたらきをします。


肝臓の主な3つの働き

その1
食べ物から吸収きゅうしゅうした栄養えいようを体内で使えるエネルギーに変えたり、たくわえることができます。

例えば、消化された糖質とうしつをブドウとうにして体を動かすときのエネルギーげんにします。また、あまったものはグリコーゲンにして体にたくわえます。

その2
体の中に入った有害ゆうがいどく分解ぶんかいして毒ではないものに変えます。

例えば、お酒を飲んだ時にアルコールは、リラックス効果があり一時的に気持ちよい気分にしてくれます。しかし、アルコールは体にがいもあり、体内では肝臓がその成分を分解ぶんかいしてくれます。

まず、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に変わります。このアセトアルデヒドも毒性どくせいがあり、体内では頭痛ずつうき気、二日酔ふつかよいの原因となります。そのため、体内ではさらにアセトアルデヒドを分解し、最終的には水と二酸化炭素にさんかたんそに分解されて、無毒化むどくかして尿にょうとなり体外に排出はいしゅつされます。

その3
脂肪しぼう消化しょうか吸収きゅうしゅうを助ける胆汁たんじゅうを作ります。

肝臓で作られる胆汁は1日に1リットルくらいの量で、作られた胆汁はたんのうに保管されます。食べ物がから十二指腸じゅうにしちょうに入ってくると、胆汁が分泌ぶんぴつされて脂肪分しぼうぶん消化しょうかに使われます。

肝臓の大きさ

肝臓の大きさは体重の約50分の1です。体重が50kgの人なら、1kgになります。