【理科】はたらく臓器シリーズ「肝臓」について調べる
あー。昨日の夜はお酒を飲みすぎてしまいました!
先生もそんな日があるですね!
でも、肝臓が毒素を分解してくれるから大丈夫!
ノートの書き方(例)
肝臓(かんぞう)の働きについて
肝臓は、食べ物から栄養素を作り出したり、体内に入った毒素を分解したりする体の中の化学工場です。
他にも多くの働きをし、さまざまな物質を化学的に作り変えて体内で有用な働きをします。
肝臓の主な3つの働き
その1
食べ物から吸収した栄養を体内で使えるエネルギーに変えたり、貯えることができます。
例えば、消化された糖質をブドウ糖にして体を動かすときのエネルギー源にします。また、余ったものはグリコーゲンにして体に貯えます。
その2
体の中に入った有害な毒を分解して毒ではないものに変えます。
例えば、お酒を飲んだ時にアルコールは、リラックス効果があり一時的に気持ちよい気分にしてくれます。しかし、アルコールは体に害もあり、体内では肝臓がその成分を分解してくれます。
まず、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に変わります。このアセトアルデヒドも毒性があり、体内では頭痛や吐き気、二日酔いの原因となります。そのため、体内ではさらにアセトアルデヒドを分解し、最終的には水と二酸化炭素に分解されて、無毒化して尿となり体外に排出されます。
その3
脂肪の消化と吸収を助ける胆汁を作ります。
肝臓で作られる胆汁は1日に1リットルくらいの量で、作られた胆汁は胆のうに保管されます。食べ物が胃から十二指腸に入ってくると、胆汁が分泌されて脂肪分の消化に使われます。
肝臓の大きさ
肝臓の大きさは体重の約50分の1です。体重が50kgの人なら、1kgになります。