【社会】「満州事変から二・二六事件まで」|小学3~6年生向け自主学習ノート
「満州事変から二・二六事件まで」について、小学生にも分かりやすくまとめています。自主学習や家庭学習で使える自学ノートの書き方例も紹介。通信教育やタブレット学習の補助教材としても活用できます。
ゆーちゃん
先生、学校で満州について勉強したよ。でも満州は、どこにあったの?
先生
中国の北東部だよ。
自主学習ノートの書き方(例)
世界恐慌と満州事変
1929年、世界恐慌が起こります。これはアメリカで始まった世界的な不景気のことをいいます。
日本もこの影響を受け、市民の生活は苦しくなりました。
こうした状況を変えようと日本の軍人たちは中国への進出を考えます。中国に進出すれば、たくさんの資源が安く手に入り、景気もよくなると考えたからです。
満州事変はこのころに起きます。これは、日本軍が満州にある柳条湖で鉄道を爆破し、このことを中国のしわざだとして戦争をはじめた事件です。次の年に、日本軍は満州国を一方的に設立します。

五・一五事件
満州国の設立に反対をしていた、日本の首相犬養毅が海軍の将校らに暗殺される事件です。
国際連盟(こくさいれんめい)の脱退
日本が一方的に設立した満州国を調査するため、国際連盟のリットン調査団が派遣されます。
その結果、国際連盟は満州国の取り消しを決定します。これを不満として日本は国際連盟を脱退します。

二・二六事件
陸軍の将校らが総理大臣などを襲い、さらに首相官邸や国会議事堂を占拠した事件です。
これらの事件をきっかけに日本国内では軍部の力が一層強くなり、戦争へと向かっていきます。
