覚えておきたい人物「樋口一葉」について
ゆーちゃん、今日は明治以降で初めての女性作家について勉強するよ。誰かわかるかな?
んー。わからん。ヒントを下さい。
そうだね。五千円札の肖像画に使われているよ。
んー。もう少しヒントプリーズ
ズコ!だめだこりゃ。
ノートの書き方(例)
生い立ち
樋口一葉は1872年に東京で生まれました。小さい頃から文学に興味を持ち、詩や短歌を書くことが好きでした。
そのため、当時人気のあった歌人:中島歌子が教える歌塾「萩の舎」にて学び、文学に関する才能を発揮していきます。
文学活動の始まり
20歳のときに、新聞会社で小説家として活動していた半井桃水の下で働き、小説の執筆を始めました。そして、すばらしい小説を書き、発表していきます。
代表作
「たけくらべ」は、1895年に発表されました。思春期の少年や少女の人間模様を描いた作品です。
他には「にごりえ」や「大つごもり」などがあります。
その後
作品の評価が上がり、まだまだこれからという時ですが、一葉は肺の病気になり、亡くなってしまいます。
1896年、25歳という若さでした。
繊細な書き方で女性の内面や男女の関係をリアルに描写した一葉は、日本文学史上にその名を刻み今でも多くの人に愛される作家となっています。