【おぼえておきたい人物】「田中久重」について
ゆーちゃん。今日は有名な「からくり人形」をたくさん作った人を勉強するよ!
からくり人形??聞いたことあるかも??
江戸時代に作られた、機械式の自動で動く人形だよ!
えーー!江戸時代にそんなおもちゃがあったんだ。知らなった。
すごい技術だよね。「おもちゃ」ではないけど・・・。
ノートの書き方(例)
どんな人物であったか
田中久重は、 1799年にべっこう細工師の田中弥右衛門の長男として現在の福岡県久留米市に生まれました。
幼名は儀右衛門。幼い頃から「からくり」を作るのが得意で、からくり人形の新しい仕掛けを次々と発明して有名となり、「からくり儀右衛門」と呼ばれました。
有名な作品
たくさんの作品を作りましたが、特に有名なものに、弓曳き童子と万年時計があります。
弓曳き童子は、ゼンマイの力によって台に置かれた矢を持ち、ゆみで放つ機械式の人形です。
👉(文化庁文化遺産オンライン:弓曳き童子のページを開く)
万年時計(万年自鳴鐘)は、二十四節気や太陽の軌道なども示している時計です。和時計の最高傑作と言われており、1851年に製作しました。現在は、国立科学博物館で見ることができます。
👉(文化庁文化遺産オンライン:万年自鳴鐘のページを開く)
その後
1863年に佐賀に移り、日本で初めて作られた蒸気船「凌風丸」の製作に携わります。
1873年に東京に移り、現在の株式会社 東芝の元となる田中製造所をつくりました。
道後温泉駅前にある「坊っちゃんカラクリ時計」(からくり人形の例)