【社会の自主学習ノート】四大公害病について
ゆーちゃん。日本は、第二次世界大戦で負けた後、ものすごいスピードで復興し、経済が成長していったんだよ。このころを「高度経済成長期」と呼ぶんだ。
へぇ~。そ~なんだ。日本は、まじめな国だと聞くしね。
でもね。そのころは、いろいろな公害も発生したんだよ。このことも、しっかり覚えておく必要があると先生は思うんだ。
そっか。そういう事実もしっかりと、私たちが知っておく必要があるよね。
ノートの書き方(例)
公害とは
公害とは、工場から排出されるガスや汚染された液体などにより、健康被害や環境汚染が引き起こされることを指します。
日本では過去に四大公害病が発生し、深刻な社会問題となりました。
煙突からでる排気ガス(イメージ)
四日市ぜんそく
四日市ぜんそくは、三重県四日市市で発生した公害病です。石油化学工場から排出された亜硫酸ガスが原因となり、1960年代に地域住民に深刻な健康被害をもたらしました。
主にせきが止まらなくなったりし、多くの人々がぜんそくに苦しみました。
液体の排出(イメージ)
水俣病
水俣病は、熊本県水俣市で発生した公害病です。工場から海に排出された有機水銀が魚に入り、その魚を食べた人々に障害を引き起こしました。
1956年に初めて報告され、多くの人が体がマヒするなどの症状に苦しみました。
海に排出(イメージ)
新潟水俣病
新潟水俣病は、新潟県で発生した公害病です。工場から排出された有機水銀が原因で、1964年に初めて発見されました。
水俣病と同じく、魚介類を介して人々に有機水銀が取り込まれ、健康被害を引き起こしました。
イタイイタイ病
イタイイタイ病は、富山県で発生した公害病です。鉱山から流れ出たカドミウムで汚染された水田で育てられた米を食べたことで、骨がもろくなり、激しい痛みを伴う病気が発生しました。
この病気は、1920年代から報告され、鉱山開発による環境汚染が原因とされています。
鉱山