【おぼえておきたい人物】「足利尊氏あしかがたかうじ」について

ゆーちゃん。今日は足利尊氏あしかがたかうじについて勉強するよ。

何をした人？

室町幕府むろまちばくふを開いた初代将軍しょだいしょうぐんだよ。

すご！将軍しょうぐんってどんな生活をしていたんだろうね。

ノートの書き方（例）

足利尊氏について

足利尊氏あしかがたかうじ（1305年 - 1358年）は、鎌倉幕府かまくらばくふを倒し、室町幕府むろまちばくふを開いた初代将軍しょうぐんです。武士ぶし中心の政治体制せいじたいせいを築き、日本史における重要じゅうような変化へんかをもたらしました。

足利尊氏の銅像どうぞう（栃木県足利市とちぎけんあしかがし）

どんなことをしたか

鎌倉幕府かまくらばくふの滅亡めつぼうに関かかわる

鎌倉時代かまくらじだいの後半こうはん、鎌倉幕府かまくらばくふの力ちからが弱まる中、後醍醐天皇ごだいごてんのうは幕府ばくふを倒たおそうと計画けいかくしました。足利尊氏あしかがたかうじは後醍醐天皇ごだいごてんのう側がわについて幕府軍ばくふぐんを打ち破やぶり、1333年に鎌倉幕府かまくらばくふを滅亡めつぼうさせました。

後醍醐天皇ごだいごてんのうとの対立たいりつ

幕府ばくふ滅亡めつぼう後、後醍醐天皇ごだいごてんのうは「建武けんむの新政しんせい」という新しい政治せいじを始めましたが、武士ぶしたちの意見いけんをあまり聞かなかったため不満ふまんが高まりました。

武士ぶしたちを代表する形で足利尊氏あしかがたかうじが立ち上がり、後醍醐天皇ごだいごてんのうと対立たいりつします。この結果けっか、後醍醐天皇ごだいごてんのうは京都きょうとを追い出され、吉野よしの（奈良県ならけん）に逃れ、南朝なんちょうという新たな政府せいふを作りました。この対立たいりつは南北朝時代なんぼくちょうじだいの始まりとなります。

室町幕府むろまちばくふを開く

1338年、足利尊氏あしかがたかうじは北朝ほくちょうから「征夷大将軍せいいたいしょうぐん」に任命され、室町幕府むろまちばくふを開きました。

京都きょうとに幕府ばくふを置き、武士ぶし中心の政治せいじを始めましたが、その後も南朝なんちょうとの争あらそい（南北朝なんぼくちょうの争乱そうらん）が続き、国内こくないは不安定ふあんていな状況じょうきょうにありました