【社会】自然災害「伊勢湾台風いせわんたいふう」について

ノートの書き方（例）

伊勢湾台風について

伊勢湾台風いせわんたいふうは、1959年9月26日に日本にほんを襲おそった非常ひじょうに強つよい台風たいふうで、特とくに愛知県あいちけんと三重県みえけんに大おおきな被害ひがいをもたらしました。

どんな台風だったか

発生場所

日本にほんの南側みなみがわにあるマリアナ諸島しょとう付近で発生はっせいし、非常ひじょうに強つよい勢力せいりょくで日本にほんにきました。

最大風速

愛知県渥美町あつみちょうでは最大瞬間風速さいだいしゅんかんふうそく55.3m/秒、名古屋市では45.7m/秒を記録きろくしました。 これは本州ほんしゅうに上陸じょうりくした台風たいふうの中で史上最強しじょうさいきょうクラスです。

台風の進路

台風たいふうは和歌山県わかやまけん、紀伊半島きいはんとう南部の潮岬しおのみさきから上陸じょうりくし、東海地方とうかいちほうを通って日本海にほんかいに抜けますが、その後北上ほくじょうし東北地方とうほくちほうを通過しました。

被害(ひがい)

この台風たいふうは、ほぼ全国ぜんこくに被害ひがいをもたらしました。特に伊勢湾いせわん周辺の三重県みえけんと愛知県あいちけんに大きな被害ひがいが出ました。

強風と高潮たかしお

強つよい風と高潮たかしおが重なり、沿岸えんがん地域ちいきでは大きな被害ひがいを引き起こしました。特に伊勢湾いせわん周辺では最大3.5mの高潮たかしおが発生はっせいし、広範囲こうはんいで浸水しんすいが発生はっせいしました。

洪水こうずい

大雨おおあめと高潮たかしおにより堤防ていぼうが決壊けっかいして大規模だいきぼな洪水こうずいが発生はっせいし、名古屋市などが浸水しんすいしました。

死者・行方不明者数

死者ししゃ・行方不明者ゆくえふめいしゃ数は5,098人となり、その多くが高潮たかしおや洪水こうずいによる影響えいきょうでした。

災害後（さいがいご）

伊勢湾台風は高潮たかしおによる被害ひがいが大きく、高潮たかしお対策たいさくの重要性じゅうようせいを考かんがえるきっかけとなりました。また、この災害さいがいで国民こくみんの命いのちや財産ざいさん、国土こくどを守まもるため「災害対策基本法さいがいたいさくきほんほう」が制定せいていされることとなりました。